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『空海「三教指帰」』(角川ソフィア文庫)

『空海「三教指帰」』空海、加藤純隆・加藤精一訳(角川ソフィア文庫)

平成19年(2007)9月25日初版発行
185頁





空海が物した戯曲風の小説。

構成は、口語訳(現代語訳)と訓み下し文。

ある青年が放埓な生活をしている。これをなんとかしようと彼のおじは、儒学者の先生に甥をいさめるように頼む。
儒学者が教えを説きおわると、傍らでその説教をきいていた道教の隠士が、いま説いた教えは間違っていると、道教の教えを説く。そこへたまたま托鉢に訪れた仏教の僧侶が、大乗仏教の尊さを説く、というのがあらすじ。

構造は興味深いが、小説としては特におもしろくはない。
また、仏教の教説をまなぶこともできない。

ただ、かの弘法大師空海の作品を鑑賞できたという感慨はあった。
空海はこれを漢文で書いているのだからすごすぎる。

本作『三教指帰』(さんごうしいき)は、『聾瞽指帰』(ろうこしいき)を修正したもの。両者の内容は同じ。

本作は、我が国最古の戯曲とも言われている。

当然、空海を研究する人は必読。

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