『黄金の驢馬』アープレーイユス(岩波文庫) 2019/6/10 2020/5/14 書籍データ 岩波文庫 『黄金の驢馬』アープレーイユス(アプレイウス)、呉茂一・国原吉之助訳(岩波文庫) 2013年 528頁 唯一完全な形で伝わるローマ時代のラテン語小説。梟に化けるつもりが驢馬になってしまい、おかげで浮世の辛酸をしこたま嘗める主人公。作者の皮肉な視点や批評意識も感じられ、社会の裏面が容赦なく描き出されており、2世紀の作品ながら読んでいて飽きさせない。挿話「クピードーとプシューケーの物語」はとりわけ名高い。 本書表紙より 黄金の驢馬 (岩波文庫) amazon 楽天ブックス こちらの記事もどうぞ『ファウスト』ゲーテ(中公文庫)『新版 万葉集 現代語訳付き』伊藤博(角川ソフィア文庫)『万葉集 全訳注原文付』中西進(講談社文庫)『告白』アウグスティヌス(中公文庫)スタジオジブリ絵コンテ全集・メモ