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『知的複眼思考法』苅谷剛彦(講談社+α文庫)

『知的複眼思考法―誰でも持っている創造力のスイッチ』苅谷剛彦(かりや・たけひこ)(講談社+α文庫)

2002年5月20日初版発行
381頁




著者は、社会学者。
考える力を養い多面的に物事を見るには、どうしたらよいか、について書かれた本。
高校生、大学生向けに書いたのだろう。

平易で丁寧な文章だが、冗長である。所々、重要な指摘もあるが、381ページの分量からすると内容が薄い。
本書を読んで思考力はつかないだろう。
多面的に物事を見る力、考える力を高めるには、読書なら哲学や仏教などの古典的名著や良質のノンフィクションを読むのが間違いがない近道である。

ただ、思考力を養うのにより重要なのは読書以外の体験である。議論や対話、働くこと、旅、動物を飼う事、作物を育てる事、散歩等々。また、病気やそのほかつらい経験も思考力を養ったり、物事を多面的な視点でみる力の糧になる。

高校生や大学生を指導するひとが参考にするには中々よい本かもしれない。

なお、p.353でハワード・ベッカーの本からの引用があるが、書名が「アウトサイダー」になっている。『アウトサイダーズ』が正しい。細かいことだが、「アウトサイダー」ではアマゾンの検索にかからないので指摘しておく。

[関連]
『知的複眼思考法―誰でも持っている創造力のスイッチ』苅谷剛彦(1996・講談社)単行本
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