未読
2010年
640頁
『Two Treatises of Government』の翻訳。『統治論二篇』『市民政府論』『市民政府二論』とも呼ばれる。
目次
前篇 統治について
序論
父親の権力と国王権力とについて
創造を根拠とする主権へのアダムの権原について
神の贈与を根拠とする主権へのアダムの権原について―『創世記』第一章二八節
イヴの服従を根拠とする主権へのアダムの権原について ほか
後篇 政治的統治について
序論
自然状態について
戦争状態について
隷属状態について
所有権について ほか
イギリス社会が新興の中産階層の力で近代社会へと脱皮してゆくとき、その政治思想を代表したのがロック(1632‐1704)であった。王権神授説を否定し、政治権力の起源を人びとの合意=社会契約によるとした本書は、アメリカ独立宣言の原理的核心となり、フランス革命にも影響を与えた。政治学史上屈指の古典の全訳。
本書表紙より
[関連]
『統治二論』ジョン・ロック、加藤節訳(2007・岩波書店)
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『市民政府論』ジョン・ロック、鵜飼信成訳(1968・岩波書店)(※第二論のみ)
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『統治論』ジョン・ロック、宮川透訳(2007・中公クラシックス)(※第二論のみ)
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『市民政府論』ジョン・ロック、角田安正訳(2011・光文社古典新訳文庫)(※第二論のみ)
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